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【症例報告・おなか脱力腰回し】座っていられないほどのお尻の痛みに悩まされたが、半年のおなか脱力腰回しで解消

著者:清水伸一

「体験談・症例報告」では、本サイトで紹介する自力改善方法で、実際に脊柱管狭窄症の症状が回復した人の体験談や症例報告を紹介します。
ここでは、「おなか脱力腰回し」を行って、症状が改善した野村裕子さん(77歳・仮名)の症例を清水伸一先生が紹介します。

「片ひざ抱え」について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【おなか脱力腰回し①】痛み・しびれが退散する「腹ペコ脱力」
【おなか脱力腰回し②】 坐骨神経痛にも効果大「足ブラ脱力」
【おなか脱力腰回し③】仙腸関節を効果的にほぐす「腰ブラ脱力」

お尻が痛くて座れず立って食事していた

家庭菜園が趣味の野村裕子さん(77歳・仮名)は、3年前から持病の腰痛に加えて、お尻に痛みを感じるようになりました。ときには、肛門の周囲にジリジリとした灼熱感も覚えました。また、歩行中に急に便がもれた感じがして、急いでトイレに行くと、実際はもれていないということが、頻繁に起こったのです。
不安になった野村さんが整形外科を受診すると、レントゲンとMRI(磁気共鳴断層撮影)検査で、脊柱管狭窄症(馬尾型)と診断されました。そこで、薬の服用とリハビリを6ヵ月続けたのです。
しかし、症状は悪化するばかりで、ついには杖がなければ歩けなくなり、大好きな家庭菜園もできなくなってしまいました。
野村さんは、外出を控えて家の中で過ごしていましたが、イスに座っているとお尻が痛くなるので、食事も立ってとっていたそうです。
一番困ったのは、夜中のトイレでした。腰痛とお尻の痛みで、なかなか起き上がれずトイレに急げません。さらに、便座にお尻をつけると肛門周囲に異常感覚があり、お尻を少し浮かせて用を足さなければなりませんでした。野村さんは、そのときが一番情けなく、悲しく感じたといいます。
●野村さんのMRIの画像(左)とレントゲン写真(右)
nomurasan.png
腰椎3番と腰椎4番の間、腰椎4番と腰椎5番の間、腰椎5番と仙骨の間(主病変)にそれぞれ狭窄がある。
正面から撮影したレントゲン写真。矢印の部分は、骨変形の著しい部分。

趣味の家庭菜園を再開できた

野村さんは、「肛門周囲の症状は手術でも治る保証はない」と、医師に告げられ、切羽つまって当院を訪れました。
野村さんは腰痛のため、常に前かがみの姿勢を取っており、腸腰筋が縮んだままで衰えてしまい、腰の周囲の筋肉が硬くなっていました。
そこで、投薬に加えて「おなか脱力腰回し」を指導し、家でも行ってもらいました。野村さんは、通院のたびに、筋肉の力を抜いて脱力するコツを覚えていったようです。
そして3ヵ月たったころ、腰痛やお尻の痛みが初診時の半分ほどに和らいだと、明るい声で報告してくれました。
肛門の周囲の灼熱感や便がもれるような感覚も軽減したので、外出の不安がなくなり、散歩や買い物で長距離を歩けるようにもなりました。
半年後には、さらに症状が改善し、杖なしで外出できて、トイレの便座にもそっとなら座れるといいます。そして、また家庭菜園を再開できたと喜んでいます。ミカン箱の上に二つ折りにした座布団を敷いてその上で作業をしているのだと、笑顔で話してくれました。

出典

狭窄症Part02_cover.png

わかさ夢ムック13 脊柱管狭窄症に絶対勝つ!新研究で続々わかった!あっと驚く自力克服道場パート2
http://wks.jp/mook013/
著者:清水伸一

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