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【インタビュー全文公開・横山たかし】3度の脊柱管狭窄症の手術を乗り越えた、僕の負けへんで闘病記

【漫才師】横山たかしの負けへんで闘病記 その2

金ピカの車イスで再び舞台に上がれた

そんなとき、事務所の後輩「ますだおかだ」の増田英彦が、車イスで舞台に出ることを提案してくれたんです。しかも、おぼっちゃまネタに合わせて、金ピカの布を貼った車イスで。発想の転換で、逆境を乗り切る作戦でした。

数ヵ月のブランクのあと、その金ピカの車イスに座り、舞台に出たのが、2015年3月末。その舞台で、「見てください、この48億の純金の車イス!」といったら、お客さんが大ウケしてくれました。実際は、手作業で金色の布を貼っただけやけど(笑)。
お客さんの喜ぶ顔を見たら「生きている」と実感できてほんまうれしかったですわ。
ただし、車イスでは、地方の営業の仕事も、テレビ出演も難しいのが現実です。階段を下りてステージに出て行くことができませんのやから、仕事も激減しました。
腰を悪くするまでは、年末年始もないくらい、スケジュール帳が予定でまっ黒だったんです。それが、今は営業や収録がときどきあるくらいで、ほとんどまっ白になってます。収入も減るし、相方のひろしにはほんとに悪いと思うてますよ。
こうして舞台はなんとか続けていましたが、症状は悪化するばかりで、ついには杖にすがっても、立ち上がれなくなってしまったのです。

三度めの手術後必死でリハビリをした

「なんとかせなあかん」と、インターネットで脊柱管狭窄症を治してくれる病院を調べました。  そしたら、関西イチ腕がいい、と評判の整形外科の先生を見つけたのです。朝九時から訪ねていき、受診まで七時間待ちました。「これは、患者さんが集まる、超腕のいい先生に違いない」と思いました。
レントゲン画像を見た先生は、「大丈夫、手術すれば簡単に治ります」といいました。右足の尖足は、時間がたってしまって治らんかもしれないが、腰痛はなくなるでしょう、ということでした。
3回めの手術を受けたのが、2016年8月22日。背骨にプレートを入れてボルトで留める固定術の手術でした。手術後、先生からは「手術は成功しました。あとはリハビリを頑張ればちゃんと治ります。ただ、2年かけて足の筋肉が衰えているので、手術後すぐには歩けません。どのくらい回復するかは、リハビリしだいです」と告げられました。
早速、9月から少しずつリハビリを始めて、今は、毎日午前中と午後に1時間ずつ、1日に2回やっています。そのおかげでだいぶ筋力はついてきたかなと思っています。
ただ、3回めの手術後は、両足に力がなかなか入りません。両足の指もしびれるような感じがしますのや。そのため重心がうまく取れず、前後左右ににユラユラとゆれてしまうので、支えがないとあっというまによろけてしまいました。
それでも必死でリハビリを2ヵ月頑張ったおかげで、両手で杖をつけば、腰が左右にゆれなくなり、少し速く歩けるまでになりました。手術前は杖があっても立ち上がれなかったのですから。
リハビリのときには、杖なしで5メートルを5往復します。全部で50メートル歩きますけど、まだヨチヨチ歩きですわ。それでも、歩くときに腰の痛みが気にならなくなってきました。支えがないと全く立てなかったけれど、今は、10秒くらいは立っていられます。  家族やまわりの人間は、「手術前と比べたら劇的によくなった」と驚いていますけど、自分では「まだまだ」という感じやな。想像していたとおりには、なかなか回復していかんのです。

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