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【治す】自力改善

【脊柱管狭窄症の座り方】は進行を抑える「坐骨二点座り」が正解

著者:清水伸一

ふだんの座位はもちろん、長時間のデスクワークや、車の運転で脊柱管狭窄症の症状が出て困っている、という人は多くいるかと思います。そこで、ここでは脊柱管狭窄症の進行を抑えて、正しい姿勢を自然に取れる「座り方」について解説します。

坐骨を意識すれば自然と正しい姿勢に

腰部脊柱管狭窄症の痛みやしびれは、イスに座っているときに現れることもあります。また、私たちは一日の半分以上の時間をイスに座って過ごすので座り姿勢のよし悪しは病状の進行を大きく左右するのです。
イスに座るさいの重要なポイントは、お尻の左右にある坐骨(ざこつ)を、イスの座面に対して垂直に立てることです。そして、立つときと同様に、背骨のニュートラルポジション(それ以上に反らすと症状が現れる上体の傾き)を保つことです。私は、この座り方を「坐骨二点座り」と呼んでいます。
お尻をさわってみて、肛門の左右両側に出っぱっている骨が坐骨です。脊柱管狭窄症の患者さんには、坐骨や骨盤を寝かせて座っている人が多いのですが、これでは腰の負担が増すので、病状が悪化してしまいます。
坐骨二点座りの利点は、いい姿勢を長時間保ちやすいことです。実際に坐骨と骨盤を立てて座ってみれば、ニュートラルポジションをらくに保つことができるでしょう。
コツは、イスに深く腰かけることです。背すじを伸ばして胸を張りあごを引いてください。足先は左右30度ほどずつ外側(小指側)に向けましょう。
坐骨二点座りは、電車やバスの座席に座るときや、運転をするとき、トイレで便座に腰かけるときにも、ぜひ心がけてほしいと思います。

長時間の座位は曲がり胸椎も招く

さらに、長時間のデスクワークや脊柱管狭窄症の患者さんが取りがちな前かがみ姿勢によって、すでに背骨本来のS字カーブ(ナチュラルライン)がくずれ、胸椎(背骨の胸の部分)の後弯が強まる「曲がり胸椎(ネコ背)」になってしまっている人もいるかと思います。この曲がり胸椎に陥ると、脊柱管狭窄症の悪化を招くばかりか、肺や胃、腸などの内臓にも悪影響が及びます。ふだんから前かがみの姿勢や、長時間イスに座っている人は特に要注意です。

座っている合間には「スーッと背伸び」で姿勢正し

この曲がり胸椎を正すためにも、座ってできる「スーッと背伸び」が効果的です。この「スーッと背伸び」を行えば、自然と最良の背伸びの姿勢が取れるので、姿勢が悪くなって来たな、と思った時にやるといいでしょう。詳しい「スーッと背伸び」のやり方については、姿勢から改善する脊柱管狭窄症【根治】プログラムを参照してください。
「坐骨二点座り」に加えて、この「スーッと背伸び」も行えば、座っているときに脊柱管狭窄症を悪化させる要因を除けるでしょう。

狭窄症Part01_cover.png出典:わかさ夢ムック1 腰と首の脊柱管狭窄症に絶対勝つ!あっと驚く自力克服道場
http://wks.jp/mook001/
著者:清水伸一


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